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ITは「構築と運用」から「集約と編成」の時代へ--シトリックスCEO

柴田克己

2011-10-27 19:23

 現地時間の10月26日、スペインのバルセロナにおいて、Citrix Systems(シトリックス)のカンファレンス「Citrix Synergy 2011 Barcelona」が開幕した。

 Synergyは年間を通じて、米国とヨーロッパで1度ずつ開催されるカンファレンス。初日の基調講演では、同社CEOのMark Templeton氏により、シトリックスの戦略と最新の製品についての動向が披露された。

2014年:Windows XPの延長サポート終了

 Templeton氏は冒頭、前回米国で開かれたの5月のSynergyで発表したKavizaの買収について触れ、その最新の成果として、SMB市場向けの仮想デスクトップ導入パッケージの最新バージョンとなる「Citrix VDI-in-a-Box 5」を、今四半期中にリリースすることを発表した。

 VDI-in-a-Boxは、主に100から1000ユーザー規模で仮想デスクトップ環境を導入するために必要な各種の機能をオールインワンで提供する製品。今回新たに、同社のリモート管理サービスである「GoToManage」とVDI-in-a-boxとを組み合わせたソリューションが提供されるほか、SMB向けの導入を行うチャネルパートナー向けにSMBスペシャリスト認証プログラムを開始することも発表された。

 Templeton氏は「2014年へのカウントダウンは既に始まっている」と述べ、SMB市場に向けた今回の施策が、2014年に延長サポートが終了するWindows XPから、仮想デスクトップ環境へのリプレースを意図したものであることを示唆。Windows XPの環境で既に稼働しているさまざまなアプリケーションのマイグレーションを検討するにあたって、PtoV(物理から仮想へ)の移行が合理的な戦略である点を強調した。

 この施策を加速するのに加え、企業がデスクトップ環境のPtoV移行を推進することをサポートする目的で、シトリックスはPtoVへのマイグレーションソリューションを提供している企業である「App-DNA」を買収したことを発表した。App-DNAは、企業が仮想デスクトップへの移行を進めるにあたり、現状で稼働しているアプリケーションの状況を分析し、仮想環境移行時の最適な配備モデルを構築して、仮想デスクトップ環境向けのパッケージングまでを行うツールとサービスを提供している企業だ。この買収により、企業の仮想デスクトップ移行を支援するためのシトリックスのエコシステムがさらに強化されるという。

 続いてTempleton氏は、直近にリリースされた一連の新製品群を披露。iOS 5対応の「Citrix Receiver」、アプリケーションデリバリの能力を大幅に強化した「NetScaler SDX」、同社の仮想化の基盤技術であり、NetScalerやXenDesktopとの連携を強化してMicrosoft System Centerによる統合管理も可能になった「XenServer 6」などを紹介した。

 こうした製品や技術の拡充、強化に合わせて、「デスクトップからクラウドまでのスケーラブルなサービスサポートを提供する必要がある」とし、Cisco Systems(シスコ)との戦略的な提携をさらに強化するとした。シトリックスのデスクトップ配信技術である「Citrix HDX」をシスコのネットワーク技術に対して最適化すること、シスコのエンドポイント製品にユニバーサルクライアントである「Citrix Receiver」を組み込んでいくことなどが計画されている。

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