初日の基調講演では、Personal Cloud、Private Cloud、Public Cloudの「3つのPC」の実現にあたって、シトリックスが具体的に提供する製品やサービスについての発表が行われた。
具体的には、
- ファイル共有のクラウドサービス企業「ShareFile」の買収
- 遠隔会議サービス「GoToMeeting」におけるワークスペース機能(チームでのチャットやドキュメントレビューといった共同作業機能)の追加
- Citrix Receiver Follow-Me-Data(クラウドと複数のユーザーデバイス間でのドキュメントの同期、共有、編集機能)
- シトリックスのデスクトップ配信技術「HDX」をTexas Instrumentsと共同でハードウェア化し、デバイスベンダーに供給する「HDX on a chip」構想
- 企業アプリケーションをカタログ化し、ストア形式でダウンロードや配信が行えるよう管理する「Citrix CloudGateway」
- CDNとの提携により、NetScalerによる遠隔地への効率的なアプリケーションデリバリを可能にするサービス「NetScaler CloudConnectors」
- 各社のハイパーバイザに対応するクラウド構築ソフトウェアの最新版「CloudStack 3」
- クラウドサービスを提供する事業者がビジネス展開に必要なセルフサービスUIや課金システムとの連携機能などを提供する「CloudPortal」
などだ。これらは、いずれもシトリックスの提唱する「3PC」の各エリアに対応した役割を持つことになる。それぞれの詳細については、追って別の記事で紹介する。