マルウェアの新たな特徴に注意--ソリトンシステムズの塚本氏

大川 淳 2012年03月05日 19時13分

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 朝日インタラクティブが開催した「ZDNetセキュリティフォーラムすぐに始めるサイバー攻撃対策」で、ソリトンシステムズ マーケティング本部 テクニカルマーケティング部 マネージャーの塚本直人氏は「従来型対策の限界!? これからのウェブ・メールセキュリティへの提案」との演題で講演し、企業の情報出入口として最も重要なウェブとメールの対策ソリューション、運用面をふまえた実践的な対策について説明した。

スパムやなりすましなどはAPT攻撃の兆候

 最近の攻撃には従来とは異なる新たな特徴がある。塚本氏は「厄介なのはマルウェアが企業、組織の内部に潜伏してもすぐには悪さをしないこと。侵入後にアップデートし、外部と交信し、指令を受け、ある日さまざまな悪事をはじめる」と話す。深刻なのは「ウイルスも含めマルウェアが高度化しているとともに、作成や改変のためのツールが売られたり、配布されたりして簡単に入手できるため、プログラミングに長けていない人でもコンピュータへの不正アクセスや攻撃が可能になっている」(塚本氏)ことだ。

ソリトンシステムズの塚本直人氏
ソリトンシステムズの塚本直人氏

 標的型攻撃はスパムやなりすましメールが発端になっていることが多い。「これらの攻撃メールが狙っているのは、政府機関、あるいは、製造、化学、薬品といった企業の特許関連の情報が多く、すべての企業が標的になるとは限らない。しかし、これらの関連組織がまず狙われ、いわば外堀りを埋め、そこを足掛かりに本丸に侵入しようとしてくることもある。自社の情報漏えいが、取引先への攻撃に悪用される危険性もある。どの企業も、十分な対策をしておくべき」と、塚本氏は強調する。

 では何をすべきなのか。「標的型攻撃にはきっかけがあるため、そこに着目することが重要だ。マルウェア感染の起点となるメールとWebの監視が不可欠であり、入り口対策としてメール、出口対策としてWebセキュリティの強化を考えるべき」(同)だ。

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