クラウド活用のM2M遠隔監視サービス--設備の状況をリアルタイムに把握

田中好伸 (編集部) 2012年12月20日 18時10分

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 ニシム電子工業(福岡市博多区)は12月20日、クラウドを利用して電源設備や太陽光発電設備、環境計測機器などの産業機器を遠隔監視して、保守を支援する「FAデータストレージサービス」の提供を開始した。富士通のネットワークサービス「FENICS II M2Mサービス」と連携して、プラットフォームを構築している。

 FAデータストレージサービスは、設備の運転情報や温度情報などさまざまなデータをクラウドに蓄積して、アプリケーションと連携することで、従来は「現地でしか分からなかった」「トラブル後にしか分からなかった」設備の状況をユーザー企業自身が遠隔地からリアルタイムに把握でき、効率的な保守対応が可能になるという。

 ユーザー企業は、アラート機能を活用した問題個所の早期発見やパーツの予防交換、レポーティング機能を活用した過去の運転実績に基づいた効果的な保守対策など、プロアクティブな対応ができるとメリットを強調。導入設備の稼働率を向上させ、保守コストを削減できるという。

 さまざまな設備を監視するためには、対象となる設備にあわせて有線や無線、アドホックなどのアクセス網、認証システム、データを管理するためのサーバ、監視用のアプリケーションなどを個別に構築しなければならないという課題があった。

 こうした課題を解決するため、FAデータストレージサービスでは共通のプラットフォームの一部として、FENICS II M2Mサービスを採用。開発規模を縮小し、サービスの早期提供とコスト圧縮を図っている。今後、ニシム電子は、FAデータストレージサービスの対象となる設備を電気自動車の充電器や商業ビル設備などに順次拡大していき、多様なユーザー企業の設備の安定稼働、保守コスト削減ニーズに応えていくとしている。

図 FAデータストレージサービスのイメージ
※クリックすると拡大画像が見られます

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