GMOクラウドは2月5日、プライベートクラウドサービス「IQcloud Private」の提供を開始した。従来から提供していた「IQcloud Virtual Private」を刷新している。マネージドサービスもオプションで提供する。
IQcloud Privateでは、仮想化技術で「1vCPU、メモリ1Gバイト、ストレージ30Gバイト」を最小構成に、スモールスタートで利用できるという。提供されるメニューは「バリュー」「スタンダード」「カスタム」の3つが用意されている。
バリューシリーズは、月額7480円から提供、CPUやメモリなどのリソースを必要な時に必要な分だけ利用できる。バリューシリーズでは、仮想CPU(vCPU)単位となり、1vCPUは0.5物理コアに相当する。
スタンダードシリーズは、ユーザー企業専用の物理サーバでハイパーバイザが提供される。スタンダードでは、スペックを向上させながら、従来よりも30%値下げしているという。
バリューとスタンダードでは、ハイパーバイザに「VMware vSphere」を活用している。GMOクラウドはヴイエムウェアの「VMware vCloud Powered認定」を取得している。vSphereを利用できるプライベートクラウドサービスとして、国内最安値水準と説明している。
カスタムシリーズは、ユーザー企業の要望に応じて、独自にシステム設計、構築する。スケールアップにも対応できるという。
オプションで提供されるマネージドサービスでは、「ベーシック」と「プレミアム」の2つを用意している。ベーシックは、サーバの監視や各種の設定を代行する。プレミアムは、認定資格「VMware Certified Professional」を持つGMOクラウドのエンジニアが要望に応じて、個別にサポートする。
シリーズ | バリュー | スタンダード | |||||
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プラン | V1 | V2 | V3 | V4 | V5 | S1 | S2 |
初期費用 | 無料 | 5万9800円 | |||||
月額料金 | 7480円 | 1万2800円 | 1万9800円 | 2万9800円 | 4万9800円 | 5万9800円 | 8万9800円 |
CPU | 1vCPU | 2vCPU | 4vCPU | 8vCPU | 16vCPU | 6コア | 12コア |
メモリ(GB) | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 24 | 48 |
ストレージ(GB) | 30 | オプション | |||||
回線 | 100Mbps共有 | オプション | |||||
グローバル IPアドレス | 1個 | オプション |
シリーズ | カスタム | |||
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プラン | C1 | C2 | C3 | C4 |
月額料金 | 1万9800円 | 2万9800円 | 3万9800円 | 4万9800円 |
CPU | 4コア | 6コア | 8コア | 12コア |
メモリ(GB) | 24 | 48 | ||
ストレージ(GB) | 500 | |||
そのほかの仕様 | ユーザー企業の個別要件による |
ベーシック | セキュリティオプション | ミドルウェアアップデート、不正アクセス、脆弱性調査、FWなど各種ポリシー変更、定期レポート(週1回) |
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監視復旧オプション | 死活・ポート・プロセス・リソース監視、サービス再起動、定期レポート(月1回) | |
セットアップオプション | テンプレート作成、FW設定、監視書面レポート、サーバ・ネットワーク構築など各種設定代行 | |
プレミアム | VMwareコンサルティング | 専任技術者アサイン、VMwareコンサルティング提案、システムの運用保守、月1回の運用報告 |
VMwareマネジメント | ユーザー企業のVMware環境の運用代行 | |
VMwareコンソールサポート | 管理コンソール「VMware vCenter」独自作業を代行 | |
VMwareマイグレーション | オンプレミスや既存クラウドからの移行(ウェブコンテンツ、システム、データベースなど) |