ソネットエンタテインメントは4月12日、企業向けクラウドストレージサービスの提供を同日から開始したと発表した。日本SGIが提供するハードウェアやリソースと、So-netのデータセンター、ネットワーク、システム構築・開発・運用サービスを組み合わせる。
サービス名は「Big Data Cloudサービス」。利用企業の既存システム環境とクラウドストレージを、So-netが提供するネットワークサービスを用いて接続することで、rsync、 FTP、CIFSの3つのプロトコルによってリモートアクセスできるようにする。
さらに、So-netのインテグレーションサービスを活用することで、さまざまな顧客ニーズに柔軟に対応できるとしている。
Big Data Cloudサービスは、1契約1ファイルあたり最大8Pバイト(8000TB)まで利用可能。最低利用容量は100Gバイトからで、100Gバイト単位で拡張できる。
主なサービスは、データセンターサービス、ネットワークインテグレーションサービス、システムインテグレーションサービスの3つ。
サービス概要
データセンターサービスは、企業システムをSo-netのデータセンターに設置し、 Big Data CloudサービスにLANで接続することで アクセススピードを向上させる。さらに、システムのストレージの一部を同サービスに退避することで、追加投資を抑制できるとする。
ネットワークインテグレーションサービスでは、Big Data Cloudに含まれるインターネット接続サービス(共有1Gbps)のほか、So-netの法人向けISPサービスや専用線、VPN、広域イーサーなどさまざまなネットワークニーズに対応する。
システムインテグレーションサービスは、現在、急激に増大しているデータの取り扱いやセキュリティエリアのニーズの高まり、電力使用量制限への対応など、さまざまな課題を解決するもの。
料金は初期費用が6万3000円。月額利用料は1Gバイトあたり1.5円。容量変更費用は1回あたり2万1000円としている。料金には、ファイアーウォール、プロトコルゲートウェイサーバ、インターネット接続共用型1Gbpsが含まれている。