人材サービス業のリブセンスは、転職求人サービスなど自社サイトの分析基盤を刷新し、ウェブサービスの改善や属性別メールの精度を向上させている。サービスを提供したトレジャーデータが1月30日に発表した。
リブセンスでは2012年から、同社のウェブサイトの利用状況に関するログ収集を開始し、ユーザーエクペリエンスやユーザーインターフェースの向上を図っている。しかし、既存のシステムでは大量のログデータの集計が難しかったという。
さまざまなデータ形式や分析方法に対応するため、1年前から時系列データの収集や保管、集計ができるクラウド型ビッグデータの分析サービス「トレジャーデータサービス」を導入し、分析基盤として活用している。同社の転職求人サイトや口コミサイトなど、自社運営サービスのサイト利用状況に関するログデータや、利用者への属性別メール配信のログデータを収集し、分析している。
その結果、細かなユーザー属性ごとの分析や、それに基づいたウェブサイトの改善施策の効率化を実現することができたという。さらに、求人サイトへの応募をうながす属性別メールの精度改善にも寄与し、施策後にはウェブサイトへの訪問数が倍増したと説明している。