NRIセキュア、NRIのセキュリティ製品を継承--ID管理サービスを強化

山田竜司 (編集部)

2014-03-17 14:59

 NRIセキュアテクノロジーズは3月14日、5月1日から親会社の野村総合研究所(NRI)のセキュリティ製品事業を承継すると発表した。

 承継するのはID管理ツール「Uni-ID」、電子信書交付をASP型で提供する「POSTUB」、アカウントアグリゲーションをASP型で提供する「InterCollage」、ドキュメント管理ソフト「Contents EXpert」、携帯電話向けワンタイムパスワード「SecuSURF」、コンテンツ保護ソフト「Web Contents Protector」と「Web Browser Protector」の6つ。製品の販売やサポートはNRIセキュアテクノロジーズが継続する。

 セキュリティ専業のNRIセキュアは現在、コンサルティング事業、情報セキュリティネットワークの設計、構築、運用などを担うマネージドセキュリティサービス(MSS)事業、ソフトウェア事業が柱。事業承継でID管理などの関連事業などを統合する。それらの製品を周辺の業務やシステムに適合させるなど応用力を強化するという。

 NRIセキュアは強化するID管理関連事業に関して、ID管理の脆弱性を狙う「リスト型アカウントハッキング」などのサイバー攻撃を例に対策の重要度が増していると説明。今回の事業統合でNRIのシステム開発関連エンジニアがNRIセキュアに合流する。NRIセキュアは、従来のパッケージ製品単体での提供に加えて、製品を核にした一部オーダーメードの開発なども提案するとアピールしている。

 

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]