ニフティ、小売業向けO2Oアプリの構築サービス--ユーザー獲得支援も

NO BUDGET

2014-08-04 18:15

 ニフティは8月4日、スーパーマーケットやドラッグストアなどの小売事業者向けO2O(Online to Offline)アプリを提供するASPサービス「リテモバ」を、同日から提供すると発表した。

 iOSとAndroidに対応するアプリ開発から運用、利用者の拡大を総合的にサポートするもの。初期費用100万円、月額料金は20万円から(最低利用期間1年間)としている。2014年度末までに10社、1000店舗への導入を目指す。

 なお、本サービスは第一弾として小田急商事のスーパー「Odakyu OX」において、「Odakyu OX チラシアプリ」として採用された。


「リテモバ」トップ画面イメージ

 リテモバは、ニフティが主婦向け無料サービス「シュフモ」の運営で得たノウハウやコンテンツをもとにしたO2Oアプリを提供するためのASPサービス。シュフモは、主婦を対象に全国約1万店舗の「チラシ情報」、毎日の献立づくりのヒントになる約7000の「レシピ」をはじめ、主婦力アップに役立つ「お役立ちコラム」、食品や飲料、サプリなど話題の商品を配送関係費だけで試せる「お試し商品」やお得なクーポン情報も提供する無料サービスで、会員数約182万人(2014年6月末時点)に上る。

 リテモバでは、スーパーマーケットやドラッグストアなどの小売事業者が、「チラシ画像」や「テキスト形式表示の特売情報」「特売情報と連動したレシピ情報」「位置情報と連動した電子スクラッチ機能」などを搭載した自社専用のアプリを提供することができる。

 あらかじめ用意されているテンプレートを用いながら、自社のロゴやブランドカラーを配したデザインのアプリを開発できるため、一から開発する場合と比べて短期間で安価に公開できる。さらに、シュフモを活用したアプリ利用者の獲得支援も受けることができる。

 日々の運用は、PCやスマートフォン、タブレットに対応した専用の管理画面から簡単に実施でき、コンテンツの更新やプッシュ通知の配信に加えて、「アプリのダウンロード数」「アプリの閲覧数」「各店舗のお気に入り登録数」などの統計情報も閲覧できるため、利用者の動向を確認しながらのきめ細やかな運用が可能。

 ニフティでは今後、「ネットスーパーとの連携機能」「ポイント連携機能」などを追加し、小売事業者と利用者の双方が利用しやすいサービスとして拡充を図っていくとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  4. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  5. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]