オージス総研など、業務システムとのスマートデバイス連携策--ESBを活用

NO BUDGET

2014-08-28 08:30

 オージス総研とNCデザイン&コンサルティング(NCDC)は8月27日、共同で企業のスマートデバイス活用を支援する「モバイルESB(Enterprise Service Bus)ソリューション」の提供を開始した。統合基幹業務システム(ERP)パッケージをはじめとする基幹系システムからクラウドアプリケーションまで、さまざまなシステムとアプリケーションをセキュアにスマートデバイスと連携できるという。

 同日からオンプレミス版の提供を開始しており、9月に基本パッケージへの認証連携機能の追加オプションを予定、10月にクラウド版の提供を予定している。オンプレミス版のコア機能部分の年間利用料は基本構成で420万円から。モバイルアプリの画面と周辺機能の追加には有償の個別開発が別途必要としている。

モバイルESBソリューションのイメージ
モバイルESBソリューションのイメージ(オージス総研提供)

 スマートデバイスの普及が進んでいるが、基幹系システムとの連携では「スマートデバイスを活用した新たな業務設計が難しい」「既存システムとの連携が難しい」「モバイルアプリの設計は未経験」などの理由から困難さを感じている企業も多いのが現状と指摘している。

 こうした課題に対し、オージス総研が持つシステム連携基盤の構築や運用の実績と経験、NCDCの持つ活用業務コンサルテーションからモバイルアプリ開発の実績と経験を組み合わせ、効果的な活用提案からシステム構築、運用までをワンストップで提供し、新たな業務スタイルの確立を支援するという。

 NCDCがスマートデバイスの活用コンサルティングやモバイルアプリ開発を、オージス総研がシステムアーキテクチャの設計コンサルティングや連携基盤構築、システム実装を担当する。標準として下記の2製品と両製品のコネクタが用意されている。

  • AppPot=エンタープライズBaaS(Backend as a Service):モバイルアプリの開発に必要な認証やデータ同期、暗号化、データベース自動生成などの機能を提供する
  • Mule ESB:企業内システムやクラウドサービスと連携できる100種類以上のコネクタを備えた連携基盤

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