システムインテグレーションやアウトソーシングの大手Accentureが、米テキサスに拠点を置くコンサルティング企業Structureを買収した。金額などの詳細は公開されていない。
Structureは1998年創業で、エネルギーと公益事業のみにフォーカスしている。Accentureは今回の買収を通じてノウハウを獲得でき、スマートグリッドソリューション分野のポートフォリオ強化に役立てる狙いだ。
Accenture Resourcesグループのシニアディレクター、Omar Abbosh氏によると、買収後の計画として高度な配給管理システムや自動化ツールの開発と実装などがあるという。Structureが提供するマーケットオペレーションや商品仲介サービスはAccentureのデジタル資産管理に統合される予定だ。
「Accentureに加わることで、重要なビジネスソリューションをグローバルレベルで提供するという素晴らしい機会を当社の顧客や従業員に提供できる」とStructureの業務担当Lelon Winstead氏は述べている。「スマートグリッド、商品仲介、マーケットオペレーション分野でStrtuctureが有するエンドツーエンドの専門知識は、Accentureのグリッド運用とエネルギー取引事業を補完できる」とWinstead氏。
Accentureは世界120カ国以上で展開しており、前会計年度の売上高は286億ドルを計上している。
Structureの190人以上の従業員は、Accenture Resourceグループに加わる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。