MS、「Edge」ブラウザで非対応の技術を明らかに--「ActiveX」「VBScript」など

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-05-08 08:26

 Microsoft関係者らは、「Windows 10」の新しいブラウザに対し、新機能や拡張機能を追加する一方で、いくつかの機能を削除することを計画している。

 Microsoftは今週、ブラウザ「Edge」(以前は「Spartan」という開発コード名で呼ばれていた)に、製造工程向けリリース(RTM)後に追加される一部の機能について詳細を示した。その追加機能は以下のようになっている。

拡張機能のサポート(「Skype」「Reddit」「Pinterest」用の拡張機能を含む)

  • 「Cortana」シナリオの追加
  • Object RTC
  • Pointer Lock


 削除される機能としては、「ActiveX」「VBScript」など複数の「古いIE技術」があり、Microsoftの新しいブログ投稿によると、これに伴って、MSHTMLで記述された22万行を超えるコードが削除されるという。

 (「Silverlight」はMicrosoftが示した削除リストに明記されていないが、SilverlightプラグインもEdgeではサポートされないことを、筆者は確かな情報として把握している)

 「Microsoft Edgeでこれらの古い技術をサポートしないことによって、多数のメリットが得られる。他のモダンなブラウザとの相互運用性の改善、パフォーマンス/セキュリティ/信頼性の向上、コードの複雑さの緩和など、他にもさまざまなメリットがある」と投稿には記されている。

 MicrosoftはEdgeを、Windows 10の一部としてリリースする予定だ。レンダリングエンジンEdge.HTMLを使用するEdgeは、PC、タブレット、スマートフォンに搭載されるWindows 10上のデフォルトブラウザとなるが、Windows 10搭載のPCとタブレットでは古い技術に関する理由により引き続き「IE 11」も使用できる予定である。Windows 10そのものと同様にEdgeも、開発が完了してRTM版がリリースされた後も、アップデートや新機能が継続的に提供される。

 Microsoft Edgeチームはサンフランシスコで今週開催されたサミット「Edge Web Summit」に参加した。同サミットでのプレゼンテーションを録画した動画は、Channel 9で再生することができる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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