「Azure Active Directory Premium」「Azure Rights Management」「Intune」で構成されるMicrosoftのサブスクリプションサービスバンドル「Enterprise Mobility Suite」(EMS)に新たに「Advanced Threat Analytics」が追加されることになった。
Advanced Threat Analyticsのベースになっているのは、Microsoftが2014年、イスラエルのサイバーセキュリティ新興企業Aoratoの買収によって手に入れたテクノロジだ。Aoratoは同社が「Organization Security Graph」と呼ぶテクノロジを開発した。これは、組織内の「Windows Server」の「Active Directory」にアクセスしているすべてのユーザーとマシンをリアルタイムで確認できるビューを提示する機能だ。
Advanced Threat AnalyticsのEMSへの追加を正式に認めた米国時間6月22日のブログ投稿によると、Advanced Threat Analyticsの狙いは、「正常な挙動と異常な挙動をすべて自動的に分析、学習、特定」することで、ビジネスが標的型攻撃を阻止するのを支援することだという。
さらに、同ブログ投稿によると、EMSバンドルのAzure Rights Managementバージョンも「『Premium』バージョンにアップデートされ、高度なドキュメント追跡機能が追加された」という。5月上旬、MicrosoftのRMSチームはAzure RMSのドキュメント追跡機能のプレビュー版を公開した。関係者はそのとき、この機能は「2015年夏」に全世界で公開される予定だと話していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。