Cisco Systemsは米国時間2月3日、IoT関連の新興企業Jasper Technologiesを現金14億ドルで買収する意向を表明した。
JasperはIoT関連のサービスやエンドポイントを管理するクラウドベースのプラットフォームを手がけている。
Ciscoは今回の買収で、巨額の資金を投じ、IoT分野への取り組みを大幅に強化することになる。同社は2015年10月、製造業と運輸業界、電力業界、石油/ガス業界におけるIoTソリューションとその事例を発表し、同分野への攻勢を強めていくことを明確にしていた。
またCiscoは同月、ドイツのケルンに拠点を置くParStreamを買収する意向を表明していた。ParStreamは、ネットワークに接続されていれば、どこからでもほぼリアルタイムで、大規模なIoTデータの分析が行えるデータベースを提供している。
Jasperの最高経営責任者(CEO)Jahangir Mohammed氏は今後、IoTソフトウェアに注力するCiscoの新ビジネス部門を主導し、CiscoのシニアバイスプレジデントであるRowan Trollope氏の直属として勤務することになるという。Ciscoによると、買収は今四半期(2016年会計年度第3四半期)中に完了する見込みだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。