日本マイクロソフトと三越伊勢丹は2月17日、伊勢丹新宿店メンズ館とマイクロソフトの2in1デバイス Surfaceでコラボレーションし、タイアッププロモーションをスタートした。期間は3月1日まで。
ホログラムやデジタルカタログなど、全館約80台のSurfaceを活用して「未来のデパートメントストア」を表現する試みだ。
日本マイクロソフト 代表執行役 会長の樋口泰行氏は、情報感度が高く、ライフスタイルにこだわりを持った30~40歳代の男性層を対象したISETAN MEN’Sと2in1デバイスという新しいカテゴリを開拓したMicrosoft Surfaceのコラボレーションは「コンセプトとイメージがマッチする」と説明する。
三越伊勢丹ホールディングス 代表取締役社長執行役員の大西洋氏は、「ファッションという切り口そのものが、単独では今までのように成長していくという状況にはない。進歩の早いICTとの掛け合わせで新しい価値創造し、新しい価値提供をしていくことが未来型の百貨店。いますぐ取り組む必要がある。ディスプレイ、プレゼンテーション、ウインドウ、新しい情報発信、スタイリスト、店とのコラボレーションが、デジタルとSurfaceによって、新しい価値が生まれることを期待している」と語った。
ISETAN MEN’S 1階プロモーションスペースでは、ホログラムを活用したバーチャルショールームを展開。設置されたSurface Bookでホログラムデータの読み込みや投影を行うほか、週末限定で来場者が自分のコーディネートを撮影し、ホログラム化する体験も実施する。プロモーションスペースでは、機能性×モードをテーマに11ブランドにフォーカスした展示が行われている。
正面入口をはじめとした各ウィンドウにSurfaceを使ったディスプレイを展開する。正面入口では15台のSurface Pro 4を使ったマネキンを展示するなど、地下1階から8階まで、全フロアのプロモーションスペースでSurfaceを使ったディスプレイ、サービスを展開する。
期間限定で、地下1階に出店している日本製バッグや財布を取り扱うブランド ペッレ・モルビダにてSurface Pro 4とウェブベースのカスタムアプリを使ったカスタムオーダーを受け付ける。また、ISETAN MEN’Sが展開するオンラインメディアISETAN MEN’S netなどでもタイアッププロモーションを行っている。