NTTドコモは、ネットワーク機能仮想化(Network Functions Virtualization:NFV)技術を用いたネットワークの商用運用を3月9日から開始している。NECが3月11日に発表した。
- TechRepublic Japan関連記事:SDN座談会
- 運用管理のあり方を変えるSDNは適材適所で考えるべき
- ソフトのスピード感でネットワークを制御する利点を生かす
- インフラ自動化を支えるSDN--気になるコンテナとの関係
- ネットワークからアプリケーションを理解することの重要性
NECが今回納入したのは、LTE基地局を収容するMME(Mobility Management Entity)やS-GW(Serving Gateway)/P-GW(PDN gateway)などの機能を仮想化した「vEPC(Virtualized Evolved Packet Core)」と、LTEネットワークのライフサイクル管理を行う「VNF(Virtual network Function) Manager」といった通信ソフトウェアなど。
MMEは、LTE端末の位置登録や着信時の端末呼び出し処理、無線基地局間ハンドオーバといったモビリティ管理を行うノード。S-GWは、LTEと3Gシステムへアクセスを行う携帯端末の音声やパケットなどのユーザーデータを処理するノード。P-GWは、コアネットワークとIMS(IP Multimedia Subsystem:マルチメディアアプリケーションをIPで実現するためのサブシステム)あるいは外部パケット網とのインターフェースを持つノード。
LTEネットワークのライフサイクル管理とは、vEPCに代表されるVNFに対して、VNFの作成、起動、停止、更新、増減設等のライフサイクルイベントを実行する機能を指す。
これらのシステムの導入により、負荷に応じてコアネットワークの処理能力を柔軟に増減させるオートスケーリングや、ハードウェア故障時に自動的かつ短時間で復旧させるオートヒーリングが可能となり、コアネットワークの安定性や信頼性の向上に役立つという。