マネーフォワードCTOが語る「銀行とのAPI接続」の意義

山田竜司 (編集部) 2016年03月25日 19時46分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 マネーフォワードは3月25日、APIを公開した住信SBIネット銀行と公式連携を開始したと発表した。住信SBI銀行に口座を持つユーザーはIDやパスワードをマネーフォワードに預けることなく、住信SBIネット銀行の残高情報や入出金履歴などを確認できる。

 住信SBIネット銀行が提供するAPIと公式連携するのは個人財務管理(Personal Financial Management:PFM)サービスの「マネーフォワード」シリーズやビジネス向けの「MFクラウドシリーズ」など。銀行APIとPFMのクラウドサービスとの連携は国内初という。

 マネーフォワード利用者がAPIを利用する際には、OAuth 2.0準拠の住信SBIネット銀行の認証基盤を用いて認証する。

 国内初となる銀行とのAPI接続の意義についてマネーフォワード最高技術責任者(CTO)の浅野千尋氏は「国内の銀行が一般にAPIを公開したのはこれが初めて。APIの公開は通常、ソーシャルメディアなど、情報のエコシステムを形成するのに有用だったが、金融業界では、われわれのようなPFMベンチャーが金融機関のウェブサイトから情報を取得する手法である“ウェブスクレイピング”によりその役割を担ってきた。銀行が自らAPIを公開するようになると、金融業界でもIT業界のようなスピードでイノベーションやサービスが生まれる可能性がある」と説明した。

 APIなしで金融機関のデータを取得するにはウェブスクレイピングには、データを取得してもその正確性や運用時の監視負荷、金融機関のシステムへの負荷が課題となっていた。


住信SBIネット銀行提供のAPIとマネーフォワードが公式連携

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]