日本航空は4月1日、航空機の重量管理システムの不具合により、46便が欠航するなどのトラブルが発生したことを公表した。代替システムで運用を続けていたが、同日10時20分時点で、通常システムが再稼働しており、同社は「今後、事態は収束に向かうと思う」と話している。
重量管理システムとは、飛行機の重心を計算するためのプログラム。乗客が座っている座席の位置や貨物の置かれている場所などを計算し、飛行機の重心を把握することでバランスを維持する。このシステムによる安全確認ができなければ、飛行機は離陸できないようになっている。
不具合の発生を受け、予備システムで対応していたが、処理能力が通常のものよりも劣るため、結果的に遅延の発生につながった。