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開発者エコシステムの拡大を目指すセールスフォース、「TrailheaDX」イベントを開催

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2016-06-08 12:39

 Salesforceが初めて開催した開発者向け年次イベント「TrailheaDX」で、モバイル開発者がさまざまなパーツやプラットフォームサービスを組み合わせることができる新しい「App Cloud」が発表された。

 Salesforceはそれに加え、開発者向け学習プログラム「Trailhead」の拡大も進める。

 それ以上に重要かもしれないのは、Salesforceが、開発者を支援する取り組みを、中核的なプログラマー以外の開発者にもアピールするための手段だと捉えていることかもしれない。Salesforceのサービスを利用して開発を行っている開発者は280万人おり、これまでに作られたアプリの数は550万を超える。同社の「AppExchange」は3000以上のアプリが提供されている、世界最大のエンタープライズ向けアプリストアだ。

 Salesforceの開発者を支援する取り組みは、同社がエンタープライズソフトウェアのプラットフォームを目指していることを示している。企業がエンタープライズソフトウェアの導入を決める主なルートは、フロントエンドのモバイルアプリだ。Salesforceは、CRMやアナリティクス、アプリ、モノのインターネット、およびその他のツールを組み合わせることで、開発者エコシステムを囲い込み、拡大することを狙っている。

 一方で、SAPとIBMがAppleとエンタープライズ市場攻略に向けたパートナーシップを結び、すでにかなりの規模の開発者ベースを抱えている中、Salesforceはエンタープライズモバイルアプリ市場の競争でリードを保ち続ける必要がある。

 Salesforceによれば、同社は「Superbadge」を用いたゲーミフィケーションの取り組みを進める計画だという。Superbadgeは、開発者のスキルを証明し、人材市場を活性化することを狙ったものだ。同社はSuperbadgeを、開発経験やスキルの水準を示す基盤にしようとしている。


Salesforceが提供する開発者のSuperbadge。

 同社のその他の重要な取り組みには、次のようなものがある。

  • アプリの基礎的構成要素を作成するための新たな開発者向けツールが発表された。発表されたのは、コードのチェックを素早く行えるように設計されたツールである、Lightning LockerService、Lightning Inspector、Lightning Command Line Interface(CLI)などだ。
  • Lightning Record Pagesやホームページをカスタマイズしてユーザーのプロファイルに反映させる新しいツールが発表された。
  • コンポーネントをドラッグアンドドロップすることで、アプリを作成するツールが提供される。
  • Salesforce Venturesは、5000万ドル規模のファンドである「Lightning Fund」を設置し、Salesforceアプリを作成する起業家に投資する。
  • 同社はまた、エンタープライズクラウドを利用するスタートアップを支援するインキュベーターを立ち上げる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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