セールスフォース・ドットコムは6月28日、営業とマーケティングが統一的に情報を共有し、マーケティング施策を打てるようにするソフトウェア「Pardot Engagement Studio」の提供を開始すると発表した。1つの画面上で一対一の「顧客ジャーニー」を構築し、可視化、効果検証、パフォーマンス測定を実施できるようになる。
背景に、B2B企業の購買担当者が売り手企業と取引する際に、営業やマーケティングといった枠にとらわれない情報基盤を模索していることがあるという。多くの企業は、営業とマーケティングチームが異なる情報基盤を使って顧客情報を管理しているため、情報のサイロ化や売上につながらないといった結果を招いている。
そのため、営業とマーケティングを一元的に利用できるプラットフォームが求められているという。発表したEngagement Studioは、そうしたニーズに対応し、B2B企業の購買担当者がジャーニーを作成できるようにした。
新製品は、B2Bマーケティングチームのコマンドセンターとして機能。見込み客や既存顧客との接点を統合的に管理できる。企業は見込み客の発掘からナーチャリング、マーケティングROIレポートまで画面上で実行できる。