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AIの対話の破綻は顕著、実用化への課題解決で共同研究--TISとはこだて未来大学

NO BUDGET

2016-08-25 11:11

 TISと、同社が出資しているエルブズは8月23日、公立はこだて未来大学複雑系知能学科 松原研究室と、「マンガからの対話辞書、シナリオ抽出に関する研究」と「AIを使った対話における対話破綻検知に関する研究」の共同研究を開始したと発表した。

 共同研究では、AI(人工知能)関連技術の研究で実績を持つ松原研究室と、自然言語処理の研究実績と実装技術を保有し、AIとエンタープライズシステムの連携実用を目指すTIS、「社会性エージェント(Agents of Socialization)」技術を活用した高齢者向けコミュニケーションツールの実用化を目指すエルブズの3者が共同研究を実施し、AIのインテリジェントな対話の実現に必要な要素である「対話シナリオの生成」と「対話破綻の事前検知」の実用化を目指す。

 社会性エージェントとは、社会に存在する具体的なアクターの代理人として、AIが利用者と対話を行う基盤技術。IoTや機械学習、自然言語処理といったさまざまな要素技術を包含する。

 共同研究の概要は以下の通り。

  • マンガからの対話辞書、シナリオ抽出に関する研究(研究期間:2016年7月~2017年3月)
  •  AIによる対話システムは、その特性上、対話辞書やシナリオの作成が必要であり、その精度は最終的な対話の品質に大きな影響を及ぼす。また独自の対話辞書・シナリオを新規作成することは多額なコストが発生する。

     同研究ではこうした課題に対し、一般に流通しているマンガまたはアニメの脚本から、対話辞書、シナリオなどを抽出、AIによる対話システムに適用することを目指す。この研究を通じて、比較的低コストかつ高品質な対話辞書・シナリオの作成が可能となり、大量生産の実現が期待できるという。


  • AIを使った対話における対話破綻検知に関する研究(研究期間:2016年7月~2017年3月)
  •  AIによる対話システムは、企業の顧客サポートなど広く普及する可能性が示唆されているが、一方で、人間どうしの対話と比較するとAIの対話の破綻は顕著で、実用化までに多くの課題を抱えている。研究では、対話破綻を事前に検知することによって、よりスムーズな人間らしい対話を実現するための手法について、研究していく。


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