Twitterに身売り交渉の報道、グーグルやセールスフォースなどが買収先候補か

Terry Collins (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2016-09-26 09:31

 CNBCは米国時間9月23日、複数の情報筋の話として、Twitterが複数の企業と交渉中で、近く正式に買収提案を受ける可能性があると報じた。GoogleやSalesforceなどの企業が交渉中の可能性があるという。

 問題が積み重なる一方のTwitterの将来については、たびたび議論の的になっている。月間アクティブユーザー数は数四半期の間、実質的に横ばいだ。第2四半期の売上高は、ウォール街の予測を下回った。共同創業者のJack Dorsey氏がおよそ1年前にTwitterの最高経営責任者(CEO)として復帰したが、多くの投資家が期待していた軌道修正への道筋は示せていない。さらにTwitterは、同社の成長予測について「誤解を招く虚偽の」声明を出したとして株主に提訴されている。


提供:Corbis via Getty Images

 RBC Capital MarketsのアナリストであるMark Mahaney氏は、身売りの可能性の報道に先立つ22日、Twitter株の評価を「アンダーパフォーム」に引き下げていた。「この変更は、われわれの最近の広告主調査データに基づき、広告主に対するTwitterの価値提案が低下している可能性があるというわれわれの判断に基づくものである」と同氏はアナリストメモに記している。「ただし、Twitterは、中核ユーザーに対する強力な価値提案を備えた他に類のない資産であるとわれわれは今でも考えていることを指摘しておく」(Mahaney氏)

 売却の期限はまだ設けられていない。CNBCは、売却は確定していないが、交渉は「加速しており、年末までに交渉が成立する可能性がある」と報じている。

 SalesforceのチーフデジタルエバンジェリストVala Ashfar氏も、この憶測についてツイートしている。

 Twitterの身売りに関する報道は今回が初めてではない。これまでにも、VerizonIBMなどが売却先候補として浮上した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]