Hewlett Packard Enterprise(HPE)は米国時間11月22日、2016会計年度第4四半期(10月31日締め)および通年の決算を発表した。第4四半期の利益はほぼ予想通りだったが、売上高は予想を下回った。
第4四半期の売上高は125億ドルで、前年同期から7%減少した。非GAAPベースの1株あたり利益は61セントだった。
ウォール街の予想は売上高128億5000万ドル、1株あたり利益60セントだった。
2016年通年では、売上高が前年比4%減の501億ドル、非GAAPベースの1株あたり利益が1.92ドルだった。
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プレジデント兼最高経営責任者(CEO)Meg Whitman氏は声明で、「2016会計年度はHewlett Packard Enterpriseにとって歴史的な1年だった。分社してから最初の通年となった2016会計年度、われわれは約束通りの業績を達成して、画期的な技術革新を発表する責務を果たし、さらなる業績改善の実現を目的とする戦略的変化を通して、自社の変革に着手した」と述べた。
第4四半期の売上高は、前年同期比2%増の8億1400万ドルを記録した金融サービスを除いて、すべてのグループで前年同期を下回った。エンタープライズサービスの売上高は同6%減の47億ドル、ソフトウェアの売上高は同6%減の9億300万ドルだった。
エンタープライズグループの売上高は前年同期比9%減の67億ドルだった。内訳を見ると、サーバが同7%減、ストレージが同5%減、ネットワーク関連が同34%減、テクノロジサービスが同4%減だった。
第4四半期の売上高は減少したが、Aruba、オールフラッシュアレイ、高性能コンピューティング(HPC)などポートフォリオの中に成長している分野が複数あることも、HPEは強調した。
HPEは2017会計年度第1四半期について、非GAAPベースの1株あたり利益が42セント~46セントと予想している。2017会計年度通年については、非GAAPベースの1株あたり利益が2ドル~2.10ドルとみている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。