APOLLO11は、デンマークMouseflowが開発したウェブ解析ソフト「Mouseflow」のクラウドでの提供を開始したと発表した。4つのプランを用意しており、無料版もある。
Mouseflowは2010年に開発されたウェブ解析ソフトで、2016年12月現在で全世界約9万社に導入され、セッションリプレイ機能とヒートマップ機能の両方を搭載している。
ウェブサイトのコンバージョン率を改善するための要素を発見する機能が充実しているほか、同等の機能を持つ競合製品に比べて導入コストが低いのが特徴という。
APOLLO11は、今回の国内販売に当たってMouseflowと業務提携を締結し、国内販売代理店として販売やサポートなどを担当する。分析ツールであるMouseflowを用いた改善手法を、サポートブログやサポートデスクを通じて提供することで、分析から改善までのサービスを提供するとしている。
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セッションリプレイ機能とヒートマップ機能の両方を搭載した解析ツールの世界シェア
Mouseflowの主な機能は以下の通り。
セッションリプレイ機能
各ユーザーが実際にウェブサイトを使って動向を把握できる。コンバージョンに至ったユーザーの利用動向、コンバージョンに至らなかったユーザーの動向や、ストレスを感じていたポイントなどを見つけることが可能。
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画面内の指マークが、実際のユーザーと同じ動きをする
ヒートマップ分析機能
ページ内でのユーザーの利用動向を統計としてヒートマップ化する。ページの何が関心を引いていて、何がコンバージョンを妨げているのかいち早く発見できる。さらに、リンクアナリティクス機能によって、より詳細に分析できるとする。
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ユーザーがクリック・閲覧した箇所程画面が赤く(白く)染まる
フォーム分析機能
ユーザーがフォームのどの箇所で離脱したのかを知ることができる。離脱したユーザーのセッションリプレイを見ることも可能としている。
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フォームの各要素ごとに、ユーザーの離脱の原因になっているかどうかを確認できる