LinkedInやHewlett Packard Enterprise(HPE)を含むテクノロジ企業のグループが米国時間5月23日、経済的でカスタマイズ性の高い、オープンなデータセンター設計をサポートする団体「Open19 Foundation」の設立を発表した。
他のメンバー企業には、Flex、GE Digital、Vapor IOなどがある。
この団体は、Facebookが設立した「Open Compute Project」(OCP)と似ているように見えるが、OCPが主に大規模なインターネット企業に適したデータセンター設計となっているのに対して、Open19 Foundationは、どんな場所や施設規模でも利用できるデータセンターモデルを使い、あらゆる規模のデータセンターを最適化することを目指す。
同団体に対する最初のコントリビューションは、共通のサーバ仕様を定める業界標準「Open19 Platform」になるという。
Open19 Foundationのプレジデントであり、LinkeInのプリンシパルエンジニアを務めるYuval Bachar氏は、声明で「Open19 Platformは、複雑な問題に対してシンプルなソリューションを提示する」と述べている。
またHPEのバイスプレジデントJustin Hotard氏は、HPEは「現在と将来のクラウド企業のニーズに合致する、モジュール化された製品を実装することは、顧客にとってメリットになると考えている」と述べている。
同団体はコントリビューションや新規メンバーを受け付けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。