EMCジャパンは6月20日、多要素認証/シングルサインオン機能を提供するクラウドサービス「RSA SecurID Access」に、リアルタイム分析でログインの可否を判定する機能を追加した新バージョンをリリースした。
新機能は、ログインを要求するユーザーの平時のブラウザやIPアドレスなどの状況、アプリケーション、地理情報、利用時間帯、アクセスパターンなどを基準にして、リアルタイムにリスクを分析し、ログインの可否を判断する。
分析からリスクが低いと判断されたユーザーのログインは、シングルサインオンを可能にするなど、何度もIDやパスワードを入力する手間などを省力化できる。一方、リスクが高いと判断されたユーザーのログイン要求に対しては、拒否あるいは、別の方法による追加認証を求めるといった対応がとれるようになる。
年間利用料は1000ユーザー時の場合で745万2000円(税別)から。「RSA SecurID」ユーザーの利用料は249万6000円(同)からとなっている。
新機能のイメージ(出典:EMCジャパン)