MS、「Windows Hello」ログインで生体認証リング「Token」と提携

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)

2017-06-30 11:00

 Microsoftは、独自のウェアラブル機器の開発から(少なくとも今のところは)身を引いたかもしれないが、同分野のベンダーと協力を続けている。

 この分野におけるMicrosoftの最新のパートナーは、生体認証用リング「Token」を製造するTokenizeだ。Tokenは、Microsoftの「Windows Hello」認証技術を利用して、リングを装着したユーザーが「Windows 10」搭載機器に自動的にログインできるようにする。

 Microsoftは米国時間6月29日のブログ投稿で「Tokenは、1日の中の認証プロセスを効率化し、IDの証明や保護の方法を変えるバイオメトリクスIDリングだ。シンプルなデザインで、自然に親しみやすい感覚でWindows 10にシームレスにログインできる」

 Tokenは、リングに内蔵された指紋センサを利用する。ユーザーがリングをはめた手でデバイスをノックしたりタップしたりすると認証される。リングを外すと、Tokenはユーザーの認証情報をロックする。Windows Helloは、パスワードの代わりに顔認識や指紋認識を利用してユーザーを認証する。


提供:Tokenize

 Tokenリングは、VISAかMastercardのクレジットカード、家の鍵、スマートカーの鍵、デスクトップPCのログインパスワードなどの代わりに利用できる。

 Tokenリングは、米国を皮切りに2017年12月から出荷を開始する予定で、先行予約を受け付けている。米国以外の国では、2018年に発売される

 Tokenの価格は249ドルからで、ドアロック(100ドル)やカーロック(100ドル)といったアクセサリも発売される。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]