日本フットボールリーグの「FC今治」を運営する今治.夢スポーツは、営業活動の管理やプロセス改善を目的に営業支援ツール(SFA)を導入した。営業プロセスの見直しや管理方法の効率化を進めるとともに、顧客からの要望に対して機敏に対応できる体制を整える。
同社のスポンサーシップ事業部では、FC今治のブランドおよびクラブビジョンに賛同するスポンサー企業・団体を集めることを基本的な業務としている。そのため、顧客の要望を記録・共有して適切に契約締結を進めること、要望に応じて新たな取り組みを始めることが重要だと説明する。
これまで顧客情報や案件の進行管理には表計算ソフトを利用していた。営業業務のプロセスやアクションが正しく定義されておらず、広告枠のカテゴリや商品名なども曖昧だったため、顧客の要望へ迅速かつ十分に応えられなかった。今回、SFAの導入によって、こうした課題の解決を目指す。
導入したのはマツリカ製のクラウド型SFA「Senses」。営業現場の活動履歴を残すことにより、チームメンバーの日々の行動を確認したり、受注率や進捗率の分析、アクションの改善、ナレッジの共有などに役立てたりできる。
利用料金は、Starterプランが1ユーザー当たり月額5000円(税別)。(1)顧客・案件・行動管理、(2)メール・スケジューラ自動連携、(3)ダッシュボード・データ分析機能、(4)企業データベース・プレスリリース閲覧、(5)企業データベースによる入力補助、(6)外部サービス連携――の各機能が提供される。
3月には、マネーフォワードのSaaS型請求書プラットフォーム「MFクラウド請求書」との連携も開始した。サービス連携により、Sensesの取引先情報と案件情報がMFクラウド請求書に同期され、請求書に自動反映されるようになる。
また、MFクラウド請求書内に作成された請求書のステータス情報もSenses側に同期がされるため、請求や入金の状況をSenses上で確認することが可能になるという。営業担当と経理担当の間で行われていた請求・入金に関する作業を効率化する。
SensesとMFクラウド請求書のサービス連携(出典:マツリカ)