IBMは米国時間4月17日、為替レートのおかげもあって、予想を上回る2018年第1四半期決算(3月31日締め)を発表した。なかでも、「戦略分野」の事業は売上高が前年同期比で2桁の成長を記録し、「as a Service」(aaS)部門も107億ドルを売り上げた。
IBMの報告によると、第1四半期の非GAAPベースの利益は1株あたり2.45ドルだった。また、売上高は191億ドルとなり、前年同期比で5%増加した。ただし、為替調整後の売上高は横ばいとなっている。
アナリストらの予想では、第1四半期の調整後の利益が1株あたり2.42ドル、売上高が188億2000万ドルだった。
純利益は非GAAPベースで23億ドル、GAAPベースでは希薄化後1株あたり1.81ドルだった。
IBMはまた、2018年通期の見通しを発表し、非GAAPベースの利益を1株あたり13.80ドル以上と予測した。フリーキャッシュフローは約120億ドルと見積もっている。
IBMが戦略分野と呼ぶ新規事業は、売上高が377億ドルとなり、前年同期比で12%増加した。また、第1四半期に、アナリティクスの売上高は9%増加し、モバイルは19%増加した。セキュリティもこの四半期に65%増加している。
部門別に見ると、コグニティブソリューションは売上高が43億ドルで、前年同期比で6%の増加となった。グローバルビジネスサービスは42億ドルで、4%の増加となっている。また、テクノロジサービスとクラウドプラットフォームは、売上高が86億ドルで5%増加した。システムは「IBM Z」メインフレームが第1四半期に好調だったことから、売上高は15億ドルとなり、前年同期比で8%増加した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。