アマゾン「Alexa」、スキル内課金が可能に--スキルでの「Amazon Pay」決済も

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)

2018-05-07 10:47

 Amazonは、「Alexa」のスキル(音声対応アプリを表すAmazonの用語)を開発する人が収益を上げるための選択肢をさらに2つ追加したと発表した。米国で提供する。Amazonによってスキル開発者が利用できるようになった2つの収益化ツールは、スキル内課金Alexaスキル向け「Amazon Pay」だ。両ツールはこれまで、ごく一部のブランドにのみ提供されていた。

 Amazonは1年前、一部のカテゴリで人気の高いスキルを開発した人に、直接報酬を支払うプログラムを開始した。同社はその後、利用頻度、訪問者数、新規顧客数、評価といった指標に加え、高い顧客エンゲージメントを獲得したAlexaスキルを開発した人に対する報酬支払いも開始した。

 新しいスキル内課金プログラムにより、開発者は「Alexaのスキル体験を豊かにするプレミアムデジタルコンテンツ」に対してユーザーに課金できる。これは基本的にアプリ内課金のスキル向けバージョンで、ユーザーは特定のコンテンツまたは機能に対するアクセスのロックを解除するために、追加料金を支払うことを求められる。

 また、Alexaスキル向けAmazon Payは、事業者や開発者がAlexaスキルを通じて、イベントのチケット、輸送、花の配達などの物理的商品またはサービスを販売できるようにするものだ。ユーザーはAlexaスキルを離れることなく、自身のAmazonアカウントにひもづけられた情報を使用して支払いができる。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]