最近、ゲームなどの用途でグラフィックボード上に搭載するGPUが、データセンターの高速化や機械学習など、さまざまな場面で使われている。
5月22、23日に東京で開催された「Microsoft Build」でも、MicrosoftがクラウドサービスであるAzureのデータセンターにおいて、高速I/OのInfiniBandとNVIDIAのGPUを組み合わせていることを紹介するセッションが開催された。
「AzureのInfiniBandとGPUを組み合わせてHPCとディープラーニングを加速しましょう」
セッションの最後で、こう呼びかけていた。ところで、GPUはなぜ速いのだろうか? 決して、GPUの方が速いからCPUからGPUに置き換える、などというものではない。CPUは複雑な処理が得意である一方、大量の処理が苦手という特徴を持つ。逆に、GPUは大量のデータを並列処理することに長けている点に優位性を持つ。
迫り来る人工知能(AI)時代を左右するかもしれない、GPUについての記事を集めた。