NEC、次世代ものづくりを具現化する共創型体験スペースを新設

NO BUDGET

2018-06-15 11:30

 NECは6月14日、次世代のものづくりを具現化する共創型体験スペース「NEC DX Factory」を川崎市のNEC玉川事業場に開設したと発表した。

 NEC DX Factoryは、部品投入、加工・搭載、組立、検査の4つの工程で構成される製造ラインに、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)、生体認証などの先進技術を活用した次世代ものづくりシステム「NEC Industrial IoT」や、パートナー企業・団体のロボット、FA機器やIoTデバイスなどを実装している。

NEC DX Factoryの概要
NEC DX Factoryの概要(出典:NEC)

 実装している主な技術とシステムは次の11種類。

  • 製造現場データの統合、活用を容易にする「NEC Industrial IoT Platform」
  • 生産ラインと連携してAGV(Automatic Guided Vehicle:無人搬送車)の動きを最適化する「AGV最適制御ソリューション」
  • 物体指紋認証技術を活用した「個体識別情報管理ソリューション」
  • NECの耐騒音性音声認識エンジンを活用して作業指示や作業実績をデータ化、分析する「人作業ナビゲーション」
  • ウェアラブルデバイスを活用して心拍変動データから感情を可視化する「NEC 感情分析ソリューション」
  • 顔認証技術を活用してスキル保有者かどうかを判定する「顔認証なりすまし防止ソリューション/なりすまし防止ソフトウェア」
  • 一品ごとに異なる製造指示を正確かつ迅速に伝達する「PLM-SCM-MES/IoT連携」
  • ディープラーニング技術を搭載する「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習」を活用した外観検査「AI Visual Inspection」
  • 不審な行動や侵入者を自動検知して監視業務を効率化する「高度映像解析 行動検知ソリューション」
  • 複数無線経路を仮想化して超高速で経路切替を行う「高信頼無線技術」
  • モノの動きや滞留を可視化する「SCM Performance Monitoring」

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