ファイア・アイ、BEC対策などメールセキュリティの機能を拡張

NO BUDGET

2019-01-29 12:39

 ファイア・アイは、メールセキュリティ製品「FireEye Eメール・セキュリティ Serverエディション」の機能強化を発表した。

 今回の機能強化では、企業などの役員へのなりすましによるビジネスメール詐欺(BEC)を防止するため、「CEO詐欺対策機能」を追加し、表示される送信者名とヘッダーのなりすましを検知することができるようにした。また、受信したメールは「Riskware」と呼ばれる管理者によって設定可能なポリシーに照らし合わされ、合致しない場合にはなりすましの疑いがあるとしてフラグ立てする。

 さらに最新の機械学習エンジン「MalwareGuard」を追加し、シグネチャを用いた旧来型対策では検知できない未知脅威の検出が可能にした。 またメールに含まれる全てのURLを書き換えることで、悪意あるリンクからより効果的な保護が可能となる「URL書き換え」の機能や、画像認識技術を用いてパスワード文字列を画像から抽出し、「MVX(MultiVector Virtual Execution)」 エンジンで解析する「画像パスワード対策」機能も追加した。

 検知回避策に対しては、サンドボックス上にエンドポイントのドメインやドメインユーザー、Outlookデータやブラウザイメージを再現する 「Guest Image」 を用いるようにしている。

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