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JavaScript API for Officeを強化--「Office 365」更新動向【1901版】

阿久津良和

2019-02-12 06:45

Excelの返信ボックスで共同作業が加速

 Microsoftが現地時間1月31日に更新した、Office 365各プラットフォームに対する変更内容をまとめる。リリースノートによれば、バージョン1901(ビルド 11231.20130)へ更新したWindowsデスクトップ版の変更点は非常に少ないが、順を追って紹介しよう。

 まずOfficeスイート全体では、サードアプリケーションがJavaScript API for Officeを用いてSVGの挿入をサポートしている。リンク先を一読するとお分かりの通り、JavaScript API for Officeは、スクリプトローダーであるOffice.jsライブラリを参照し、OfficeアプリケーションでJavaScriptオブジェクトモデルを使用するアドオンなどを作成できる。

 ただし、Word、Excel、Outlook、OneNote、Visioは固有のAPIを使用できるが、PowerPointやProjectは共通APIを通じてコードを記述しなければならない。Office 2013時代からJavaScript API for Officeは使用できたが、今回のバージョンアップではSVG挿入のサポートにとどまっている。

 Excelにはワークシート内の返信ボックスを使用して、共同作業相手との会話を続ける機能を拡張した。メンションを使って相手を指定することでスムーズに共同作業を進められるだろう。同機能を使用するにはOutlookへのサインインと、SharePointライブラリもしくはOneDrive for Business上のExcelワークシートが必要となる。

 OutlookにはアニメーションGIFの挿入がサポートされた。作成するメール形式がHTMLの状態で、オンライン画像を参照する際にアニメーションGIFが選択できる。ただし、日本の商習慣やビジネスマナーを踏まえると、あまり有用な機能とならないだろう。また、VisioにはMicrosoft Azure用ステンシルが組み込まれた。

<挿入>タブの<オンライン画像>を選択し、任意のキーワードで検索してからフィルターを呼び出して、「アニメーションGIF」を選択する
<挿入>タブの<オンライン画像>を選択し、任意のキーワードで検索してからフィルターを呼び出して、「アニメーションGIF」を選択する

Mac版を含むその他の更新

 Mac版はバージョン16.20.18120801からバージョン16.21.19011500へ更新した。リリースノートによれば、WordやExcel、PowerPoint、Oulookで機密ラベルを適用できるようになり、組織の情報保護ポリシーに準拠したドキュメント作成が可能になっている。また、ExcelにはWindowsデスクトップ版と同じコメント機能が加わり、PowerPointには配布資料にスライド番号を印刷する機能を追加した。

 なお、iOS版はバージョン2.20(18120200)からバージョン2.21(19010903)へ更新し、Android版もビルド16.0.11126.20063からビルド16.0.11231.20088へ更新したが、主な変更点はない。そしてウェブ版(Office Online)はExcel OnlineにWindowsデスクトップ版と同じメンション機能を使った返信ボックスをサポートが加わっている。

 全体的に変更点の少ないバージョン1901だが、Office Insiderの更新情報を確認すると、iOS版はApple Pencil 2のサポートや、Outlook Mobileでの月間予定表示機能が今後のバージョンアップで加わる予定だ。

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