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マイクロソフトのアカウントを狙うフィッシング、Azureを悪用

ZDNet Japan Staff

2019-02-28 13:27

 Microsoftのアカウント情報を窃取するフィッシングサイトがMicrosoft Azureのオブジェクトストレージサービス「Azure Blob Storage」にホストされているのをセキュリティ企業が報告した。フィッシングサイトのドメインに「windows.net」の文字列が含まれることから、ユーザーがだまされてしまう恐れがあると警告している。

 これを報告したEdgeWaveによれば、フィッシング攻撃では2種類の手口が使われ、いずれもOffice 365のアカウント情報を標的にしている。手口の1つは、Facebookのビジネスチャット機能「Workplace」からの通知を装うメールを通じて受信者にフィッシングサイトへのリンクをクリックさせようとする。フィッシングサイトは、Office 365のログインページに似せており、ここではアカウント情報の入力を促される。

Facebookの「Workplace」の通知を装うメールで誘導されるフィッシングサイト(出典:EdgeWave)
Facebookの「Workplace」の通知を装うメールで誘導されるフィッシングサイト(出典:EdgeWave)

 もう1つの手口では、Office 365の通知を装うメールが使われ、「資格情報が古くなっていないか? Office 365を円滑に利用できるよう情報を更新してほしい」との文言で、フィッシングサイトへのリンクをクリックさせようとする。この手口のフィッシングサイトは、Office Web Appのログインページに偽装されていた。

Office 365の通知を装うメールで誘導されるフィッシングサイト(出典:EdgeWave)
Office 365の通知を装うメールで誘導されるフィッシングサイト(出典:EdgeWave)

 いずれのフィッシングサイトもAzure Blob Storageにホストされ、URLに「windows.net」の文字列が含まれることから、ユーザーがURLだけを頼りにしてしまうと攻撃者にだまされてしまう恐れがある。EdgeWaveによると、フィッシングメールはスイスのプロバイダーのIPアドレスから送信されていたが、IPアドレスベースでのブロックは効果が薄く、ユーザーに攻撃を気付かせる教育や啓発が重要だと指摘する。

 また、EdgeWaveの報告を伝えたBleeping Computerは、「マイクロソフトアカウントやOffice 365アカウントの正規のログインページは、ドメインがmicrosoft.comやlive.com、outlook.comであることを覚えておくべき」とアドバイスしている。

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