Synology、エントリーNAS「Value」に初のラックマウント型を追加

藤代格 (編集部)

2019-04-15 07:15

 Synology Japan(千代田区)は4月12日、エントリーモデルのネットワーク接続ストレージ(NAS)の新版「RackStation RS819」を発表した。データを効果的に管理、共有、同期、バックアップ可能で、小型と拡張性が特長になるという。スペースが限られる企業にとって理想的なモデルになるとしている。同日から販売する。

 筐体は1U4ベイ、奥行は12インチ。家庭とオフィスのいずれにも最適なシリーズとして展開するValueシリーズでは初となるラックマウント型を採用したという。

 CPUは64ビット、クアッドコア1.4GHzのRealtek RTD1296を搭載。システムメモリは2GBのDDR4、LANポートは2つで、連続する読み取りと書き込みのスループットをそれぞれ毎秒225MB、169MB以上で提供するという。暗号化の読み出し性能は224MB、書き込みは152MB以上になり、複数のユーザーが効率的に共有ストレージを保有できるとしている。

 最大内部容量は56TB。拡張ユニット「Expansion Unit RX418」を活用すれば、最大Raw容量は112TB。いずれもRAIDタイプにより異なるという。

 障害耐性を持ち、管理が簡単なファイルシステム「Btrfs」を搭載。システム全体で4096、共有フォルダごとに256のスナップショットが可能としている。

 ファイルの共有ができる「File Station」機能のほか、同期、バックアップなどができるNAS用のOS「DiskStation Manager」を搭載。「Acronis True Image」「Antivirus by McAfee」など、提供されているアドオンパッケージで機能追加も可能。最新版は6.2。

 価格はオープンだが、想定市場価格は税込みで8万8400円。

RackStation RS819(出典:Synology)
RackStation RS819(出典:Synology)

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