CompTIAの分析によると、米中貿易戦争が激しさを増す中、米国の技術製品&サービスの輸出額は2018年に前年比2.5%増の3380億ドルに達した。対中貿易で見ると、輸出より輸入が大幅に上回っている。
出典:CompTIA
この技術貿易の不均衡は、どうして米中貿易戦争が(米国にとって)耐えられるのかを説明している。つまり、米国は中国よりも失うものが少ないからだ。
CompTIAによると、米国における技術製品の対中輸出は2018年に4.9%増の179億ドル。技術サービスの対中輸出は、直近のデータである2017年で22億ドルだった。
これとは対照的に、技術製品&サービスにおける米国の対中輸入額は2017年に1877億ドルだった。
華為科技(ファーウェイ)に対する米国の動きがニュースの見出しを賑わせている中で、CompTIAのレポートは概観的な視点で語られている。
CompTIAは、海外への技術輸出に直接支えられている雇用は2017年、米国で85万8000件に上ったと述べる。
その他の注目すべき点:
1.米国における技術製品の輸出で最も多いのが半導体となっている。
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2.技術サービスの輸出は、SaaSと研究開発を中心に展開している。
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3.技術製品とサービスの貿易相手国は、それぞれで顔ぶれが異なる。
出典:CompTIA
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。