電通デジタルは12月18日、新たなデータ連携ソリューション「People Driven DMP X(クロス)」の提供を開始すると発表した。これは、統合マーケティング基盤「People Driven DMP」と、外部サービスを連携させ、データの活用機会を拡大するものになる。
具体的には、アドビ システムズ、トレジャーデータ、サイバー・コミュニケーションズ、セールスフォース・ドットコムが提供するマーケティング基盤と連携する。顧客の可視化と潜在顧客の発掘、 広告配信の効率化、CRM(顧客関係管理)施策への活用などさまざまな導入効果を見込む。
ユーザー企業は、自社が保有するデータ(ファーストパーティーデータ)と、People Driven DMPや多様なデータマーケットプレイスが提供するデータ(サードパーティーデータ)はもちろん、マーケットプレイスに参画する特定企業のデータ(セカンドパーティーデータ)との連携や交換も可能となる。
個人情報を含むデータの取り扱いの厳格化が進む中、日本国内でも多くの企業が安全性を保ちながらデータを流通させるデータマーケットプレイスのサービス構築を模索している。通常、このようなデータマーケットプレイスを活用するためには、各プラットフォームとの個別のデータ連携が必要になるが、People Driven DMP Xの仕組みを活用することで、効率的に複数のマーケティングプラットフォームにアクセスできるとしている。
People Driven DMP Xの概念図(出典:電通デジタル)