Wi-Fi Alliance、新規格「Wi-Fi 6E」を発表--6GHz帯を追加

Ry Crist (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)

2020-01-06 11:35

 米連邦通信委員会(FCC)のAjit Pai委員長は数カ月前、6GHz帯で1200MHzを超える免許不要の周波数帯域をWi-Fiの利用に割り当てる計画について、これを支持する姿勢を改めて示したが、Wi-Fi業界も2020年に入り、さらなる帯域幅の確保に向けて早速動き出している。まず、非営利の業界団体であるWi-Fi Allianceは、最新世代の無線LAN規格を「Wi-Fi 6」としてブランド変更したばかりだが、今度は追加帯域を利用できる製品の識別に役立つ新たな規格「Wi-Fi 6E」を発表した。

Wi-Fi 6E
提供:Stephen Shankland/CNET

 Wi-Fi Allianceによると、6GHz帯はWi-Fiがすでに運用されている5GHz帯に隣接しているため、Wi-Fiの持続的成長を促すのに適しているという。6GHz帯では、2.4GHz帯における古い規格である「Wi-Fi 4」または「Wi-Fi 5」対応デバイスからの干渉が少なく、クリアな通信が可能なことに加えて、利用できるチャネルの帯域幅が広がり、80MHz幅なら14チャネル、160MHz幅なら7チャネルが追加できる。

 6GHz帯は、4K動画のストリーム配信や仮想現実(VR)など、より高速なデータ通信が必要な高周波数帯域アプリケーションの開発で重要な役割を果たす可能性がある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]