NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は3月2日、4月1日付で大幅な組織体制の変更を行うと発表した。顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)貢献に向け、「業界別ソリューション提供体制」と「プラットフォームサービス提供体制」からなる組織に見直すとしている。
業界別ソリューション提供体制では、業界別ソリューションを迅速に提供するための「ビジネスソリューション本部」を新設し、5つの業界別営業組織「ビジネスソリューション部」を設置する。また、ICTコンサルティングから設計・構築、保守・運用までを一体化した「ソリューションサービス部」、本部における事業戦略立案などを推進する「事業推進部」を設置する。
プラットフォームサービス提供体制では、安心・安全なサービスを迅速に開発・提供するための「プラットフォームサービス本部」を新設する。同本部内にデジタルデータの安全な活用を実現する「アプリケーションサービス部」「デジタルプラットフォームサービス部」「マネージド&セキュリティサービス部」を設置するほか、デジタルマーケティングやパートナーセールスを推進する「セールス&マーケティング部」、安全なサービスを支える「インフラデザイン部」、本部における事業戦略立案を行う「事業推進部」を設置する。
この他に、全社のセンターオブエクセレンス(CoE)としてデザイナーやデジタルエンジニアらが結集して中長期的な視野での業界別テクノロジー活用や新規事業の創出に取り組む「イノベーションセンター」を新設する。同社自身のDXも推進する部門としてプロセス自動化やデータドリブン経営の推進に取り組む「デジタル改革推進部」も新設するという。