コンサルティング大手のAccentureは米国時間9月17日、顧客のクラウド移行とデジタル変革を支援するためにAccenture Cloud First部門を新設し、今後3年間で30億ドル(約3100億円)を投資する計画を発表した。
この新部門はKarthik Narain氏が率いるという。10月1日付けで就任する同氏は現在、北米のAccenture Technologyを率いている。
Accentureの2019会計年度におけるクラウド関連の売上高は110億ドル(約1兆1500億円)に達しており、それらは同社の「Intelligent Platform Services」によってもたらされるSaaSから、移行/インフラ/アプリケーションといったクラウドサービスの成長に支えられている。
同社の最高経営責任者(CEO)Julie Sweet氏は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックがクラウド配備の転換点をもたらしたと述べた。
Accenture Cloud Firstは、7万人におよぶクラウド関連のプロフェッショナルからなるマルチサービスグループであり、これによって同社が持つ幅広いテクノロジーと業界のノウハウの融合を目指す。同部門はAccenture社内におけるクラウドの専門知識を統合し、データサイエンスとアナリティクスの能力とともに設計能力も活用していく。また、クラウドとエッジコンピューティングの統合にも注力していく。
Gartnerによると、世界のパブリッククラウドサービス市場は2020年に前年から6.3%成長し、2579億ドル(約27兆円)規模になる見込みだ。
提供:Gartner
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。