「Raspberry Pi」から新しいコンピューターが登場した。今回は組み合わせるキーボードについて頭を悩まさずに済むだろう。
提供:Raspberry Pi
新製品の「Raspberry Pi 400」は、1台のコンピューターがキーボードの中に組み込まれている。具体的には、1.8GHzのBroadcom製クアッドコアプロセッサーと4GBのLPDDR4 RAMを搭載、ギガビットイーサネットに対応し、USB 3.0ポート2個とUSB 2.0ポート1個(どちらもUSB-A)に加えてディスプレイ接続用のmicro-HDMIポート(4K出力をサポート)2個を装備する。
microSDカードスロットは、アクセサリーを接続するための水平方向の40ピンのGPIOヘッダーとともに、キーボード背面にポートと並んで配置されている。このキーボード一体型コンピューターは、 Bluetooth 5.0と、802.11acまでのデュアルバンドWi-Fiもサポートする。電源はUSB-Cポートから供給される。
Raspberry Piは、英国の非営利団体Raspberry Pi Foundationが運営するコンピュータープロジェクト。2011年からRaspberry Piという名称の製品を販売している同団体は、実験に使えるように設計された、高性能でかつ非常に低価格なコンピューターを提供して、熱心なファンや学生の支持を集めている。
Raspberry Pi 400は、70ドルの単体製品、または100ドルのキットの一部として提供される。このキットには、16GBのmicroSDカード(Raspberry Pi OSがプログラム済み)、マウスと電源、micro-HDMI to HDMI変換ケーブル、初心者ガイドが含まれている。
なお、Raspberry Pi 400は、米国では11月2日から購入可能となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。