Appleは、「iPhone」向けOSの最新版である「iOS 14.2」と、「iPad」向けの「iPadOS 14.2」のダウンロード提供を開始した。新しい絵文字や壁紙などが追加されたほか、Appleのスマートスピーカー「HomePod」のインターコムに対応し、「iPhone 12 Pro」などではLiDARセンサーを利用した新機能「People Detection」が利用可能になるなど、いくつかの機能改善が加えられている。
提供:James Martin/CNET
全盲や低視力のユーザーのためのアクセシビリティー機能として提供されているPeople Detectionは、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Max、および12.9インチiPad Pro(第4世代)と11インチiPad Pro(第2世代)の背面に搭載されているLiDARセンサーを利用して、端末から半径15フィート(約4.6m)以内にいる人を検知し、その人との距離を知らせるものだ。近くにいる人との距離についてすばやく警告を受けることができれば、例えば、目の見えない人でも、列に並んでいる場合にいつ前に進めばよいかを知ることができる。
HomePodのインターコムへの対応は、その名のとおり、iPhoneからのメッセージをスピーカーを通してすばやく送信できるようにする機能だ。例えば、他の部屋にいる家族に夕食の準備ができたことを知らせることができる。この機能は、「Alexa」や「Googleアシスタント」でそれぞれの対応スマートスピーカーに対して提供されている機能に似たもので、Appleの新しい低価格スピーカー「HomePod mini」の発売に先立って追加された。
絵文字については、動物、食べ物、家庭用品、性差別のない絵文字などが追加された。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。