面接の録画をAIで分析、評価速度が向上--2022年度新卒採用に活用

藤代格 (編集部)

2021-01-06 07:15

 薬局経営、医薬品販売などを事業とするフロンティア(大阪市淀川区、連結従業員数2607人)は、2022年度の新卒採用にデジタル面接プラットフォーム「HireVue(ハイアービュー)」を採用。面接録画データを人工知能(AI)で分析する「AIアセスメント」を活用するという。1月5日、提供したタレンタ(渋谷区)が発表した。

 AIアセスメントで測定する指標の一部となる社会人基礎力が、同社が重視する指標と合致。応募者の後続の面接につなげられると判断したという。

 AIを活用した自動判定で、面接の評価速度が向上。対象学生の評価、その後の施策検討などにより時間をかけられるという。

 評価がぶれないため公平性も向上。人事担当も合わせて評価し、ハイブリッドに選考すると説明。

 面接の時間や場所の制限がなくなるなど、学生にも恩恵があるという。

 HireVueをプラットフォームとするAIアセスメントは、人材研究所(港区)と協業開発して2020年秋にリリース。税別年額利用料250万円で年間500件まで判定できる。

 各社独自の選考基準に基づいて設問を自由に組み合わせ可能で、選考精度の向上、選考初期段階の優秀層を早期選抜できるという。

 面接回答エピソードのインパクトの大小ではなく行動事実に基づいて選考し、本質的な評価ができるとしている。

採用プロセスの中での位置づけイメージ(出典:タレンタ)
採用プロセスの中での位置づけイメージ(出典:タレンタ)

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