システムインテグレーション(SI)事業などを展開するアイアクト(中央区)とアシスト(千代田区)は7月3日、人材採用業務の自動化支援での協業を発表した。
アイアクトの人工知能(AI)導入支援サービスを、アシストの業務自動化支援技術「AEDAN」で補完する。人材採用での書類や面接の内容を機械が分析するとともに合否の判断までを自動化できると説明、正しい基準で迅速に判定できるという。書類や面接の内容を機械学習(ML)などで解析する。
サービスイメージ(出典:アイアクト、アシスト)
アイアクトは、2017年1月から「IBM Watson」の導入サポート、開発や運用などをサービスとして提供。Watsonを軸にAI全般を扱う専門チームを組織化、様々な企業のAI活用を支援しており、採用分野では書類選考解析などの実績があるという。
AEDANは、RPAのほかにビジネスルールを業務アプリケーションから独立して管理できるビジネスルール管理システム(BRMS)「Progress Corticon」と、さまざまなデータやアプリケーションをアダプタでつなぐことができる企業アプリケーション統合(EAI)ソフト「DataSpider Servista」をパッケージングして提供する。
定型、反復型の単純なPC作業に留まらず、人の判断が必要となるような部分も含めたプロセス全体を自動化できる“エンタープライズRPA”になるという。最小構成となるサブスクリプションモデルは税別年額利用料264万円から。
AEDANのサービスイメージ(出典:アシスト)
案件ごとに要件をヒアリングしての提供となるため、サービス全体の料金は見積もりが必要。