インフォマティカは、業界初だというエンタープライズ規模のクラウドネイティブソリューション「Customer 360 SaaS」を発表した。
同ソリューションは、「Informatica Intelligent Cloud Services(IICS)」プラットフォームに構築されたサービスで、シームレスな接続性、データ統合、プロセスオーケストレーション、データ品質、参照データ管理、マスターデータ管理を単一のソリューションで実現する。同社によれば、エンタープライズ規模のクラウドネイティブかつエンドツーエンドのマスターデータ管理SaaS(Software as a Service)ソリューションは世界初とのことだ。
データ統合、データ品質、ビジネスプロセスのオーケストレーション、参照データの管理をシームレスに実行できるオールインワンのプラットフォームをSaaS環境で実現できるため、所有コストの削減とビジネス効率の向上を図ることができる。
クラウド上で構築されたエンドツーエンドのマスターデータ管理ソリューションとして、カスタマーエクスペリエンスの継続的な拡充方法としての360度ビューを提供し、貴重なカスタマーインサイトを引き出せるように、さまざまなソリューション管理という課題から企業を解放するという。
データ統合された360度ビューによって、ビジネスユーザーは、販売効果を大幅に向上させ、新たな機会を発見できるほか、効率的にアップセル、クロスセルの意思決定を自動化することができる。同ソリューションのUI(ユーザーインターフェース)は、生産性の向上だけでなく、法人/消費者向けビジネス両方のカスタマーエクスペリエンスに重要なビジネスデータへのセルフサービスアクセスを確保できるよう、高度な設定とカスタマイズが可能となっている。
さらに同ソリューションに搭載されたAI(人工知能)エンジン「CLAIRE」を活用することにより、マッチング、データ品質、データリネージといった機械学習機能と高い拡張性を利用できる。