「Google マップ」大好き人間だから伝えたい“推し小技”--2021年上半期版(2)

池田園子

2021-03-09 07:30

 毎日のようにお世話になっている「Google マップ」。2005年2月8日に誕生し、2021年2月でサービス開始16周年を迎えたことになる。

 地図サービス・アプリといえば、Google マップを一途に使うようになって久しい。Google マップはとても使いやすく、場所の検索や移動に関わるたくさんのことを手助けしてくれる、生きていく上で欠かせない、実に頼れる相棒である。

 “Google マップ愛用者”であるのをきっかけに、2018年よりGoogle マップの便利技を紹介してきたのに続き、2021年もいろいろなティップスを取り上げる。本連載でも業務効率化・合理化に役立つGoogle マップ便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第2回目で、PCで使う場合を想定。

1.ルートをモバイルデバイスに送信し、外出先でスムーズにルート確認する

 会社のPCでGoogle マップを使い、ルートを調べて「道順」を確認したけれど、念のためスマホにも情報を送っておきたい——。そんなときに使いたいのが、「ルートをモバイルデバイスに送信」する機能だ。

 まず、Google マップを開いて、出発地と目的地を入力し、ルートを検索しよう。その後、ルート情報の上に表示される「ルートをモバイルデバイスに送信」をクリック。すると、登録済のスマホやGmailアドレスが表示される。

 ルート情報を送信したいスマホまたはメールアドレスをクリックすると、ルートの送信は完了となる。「(目的地)から(出発地)へのルートです」といった内容の件名でメールがすぐに届いているはずだ(「目的地」「出発地」には自身が入力した住所や場所が入る)。

 メール本文には「Google マップで(目的地)から(出発地)へのルートを表示します」と記載され、その下にある「Google マップで見る」リンクをクリックすると、Google マップへと画面が遷移し、ルートを一目で確認できる。

 モバイルにも情報を送信しておくと、外で目的地を入力して調べる手間を省くことが可能だ。移動時の効率を良くしたい場合におすすめの機能だ。

2.複数の目的地へのルートを瞬時に確認し、ルートを効率的に把握する

 Google マップでどこか1箇所を起点(出発地)として、いくつかの目的地へのルートを目視で確認したい場合、「経路のプレビューを表示する」機能を活用することをおすすめする。

 まずは、Google マップを開いて起点となる場所をクリックし、画面左にある「付近を検索」アイコンをクリック。すると、画面上部に「経路のプレビューを表示する」と表示される。ここで下向き三角マークをクリックすると、移動手段として「車」か「徒歩」を選択できる。

 経路のプレビュー表示機能を使うと、目的地をクリックして確定しなくても、目的地にカーソルを置くだけでルートが表示される。さらに、画面上部には「10分、3.3km」のように表示され、目的地への所要時間と距離を確認できるようになる。

 行きたい場所がいくつかある際に、ルートや所要時間、距離をサクサクと短時間で確認したい際に活用してほしい。

3.電車の出発時刻を一目で確認し、移動前の準備を時短化する

 Google マップで駅をクリックすると、直近の出発時刻が複数表示されるのをご存知だろうか。「時刻表」ほどではなくても、今からすぐに出発したいときには事足りるくらいの情報量だ。

 試しに、どこでもいいので、駅をクリックしてみよう。すると、画面左に駅の詳細情報が表示される。この詳細情報をスクロールして、画面下部に出てくる「出発案内を見る」をクリックすると、各方面への出発時刻が1〜4つ程度表示される(時間帯、路線などにもよる)。

 電車の場合は「各停」「急行」など、新幹線の場合は「ひかり」「こだま」など、それぞれの“種別”も表示されるため、乗り間違いも防ぐことができると考えられる。

 時刻表を検索する必要がないときは、この簡易的な出発時刻表示機能を活用するといいだろう。

 第3回に続く。

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