毎日のようにお世話になっている「Google マップ」。2005年2月8日に誕生し、2021年2月でサービス開始16周年を迎えたことになる。
地図サービス・アプリといえば、Google マップを一途に使うようになって久しい。Google マップはとても使いやすく、場所の検索や移動に関わるたくさんのことを手助けしてくれる、生きていく上で欠かせない、実に頼れる相棒である。
“Google マップ愛用者”であるのをきっかけに、2018年よりGoogle マップの便利技を紹介してきたのに続き、2021年もいろいろなティップスを取り上げる。本連載でも業務効率化・合理化に役立つGoogle マップ便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第1回目で、PCで使う場合を想定。
1.ルートを自由にドラッグして、経路変更を効率良く
直感的な操作ができる点は、Google マップの魅力のひとつだと思う。例えばGoogle マップを開き、出発地と目的地を入力し、調べたいルートを検索したとする。そこで表示されたルートとは違う道を通りたい……そんなときは簡単かつ自由に、ルート変更を行う方法がある。
表示されたルートの上に、カーソルを置いてみよう。すると、「ドラッグするとルートを変更できます」と表示される。
試しにルートを「通りたい道」へとドラッグしてみると、ルートが瞬時に変更される。どんなに細い道であっても、Google マップ上に存在する道であれば、ルートとして組み込めるのだ。
基本的にGoogle マップには、効率的・合理的だと考えられるルートが表示される。なるべく近くて早く移動できる道を提示するのが、ユーザーにとって親切だと考えられているからだ。
しかし、ときには何らかの理由があり、効率的・合理的とは離れた選択をすることもあるだろう。ルートに関してもそれはいえるはずだ。自分が通りたいルートを検索する際に、ルートをドラッグする方法を試してほしいと思う。
2.電車の遅延情報などを事前に押さえて、移動の効率を上げる
2021年2月1日から、Google マップで電車のリアルタイム位置情報や遅延情報が確認できるようになった。ただし、こちらは首都圏のJR東日本、東京メトロ、都営地下鉄のみが対象となる(2021年2月24日時点)。
Google マップを開いて、電車でのルート検索を行うと、遅延がないものは「定刻」と表示される。これが確認できたら、安心して乗車するといい。
本機能は、「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」で、公共交通オープンデータ協議会が提供中のデータを活用し、実装されたもの。
リアルタイムな位置情報や遅延情報などのデータ提供は、同チャレンジが終了する2022年1月31日までの予定となっている。現時点では“期間限定の機能”として押さえておきたい。
3.車のルートを調べる際、ガソリンスタンド絞り込み検索を効率的に
痒いところに手の届く仕掛けが多いGoogle マップ。こまめにアップデートされているのを見ても、実に素晴らしいなと思う。
例えば、車でのルートを調べた際、駐車場はもちろんだが、ガソリンスタンドの場所を探しやすくしてくれる仕組みも、実によく考えられていると感心する。
Google マップを開き、出発地と目的地を入力し、調べたいルートを検索しよう。その後「車」アイコンをクリックし、車でのルートを表示すると、ルートの下にスポットのアイコンが複数表示される。
レストランにホテル、ガソリンスタンド、駐車場、その隣には「もっと見る」がある。ここでガソリンスタンドのアイコンをクリックすると、マップ上でガソリンスタンドのある場所がずらりと表示される。
このとき「時間」(「指定なし」「営業中」「24時間営業」)を選択可能。ニーズに合ったガソリンスタンドを表示し、効率よく移動したい。
第2回に続く。