吉野家、公式通販ショップに機械学習を活用した不正取引防止サービスを導入

NO BUDGET

2021-04-12 10:14

 大手外食チェーンの吉野家は、クレジットカード決済の不正防止サービス「Sift」を公式通販ショップに導入した。同サービスは、マクニカネットワークスとGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)が共同で提供した。

吉野家公式通販サイトにおけるSiftの不正防止効果
吉野家公式通販サイトにおけるSiftの不正防止効果
Siftの利用イメージ
Siftの利用イメージ

 吉野家では、公式通販ショップの売り上げは対前年比130%以上の成長を遂げる一方で、2020年2月下旬ころからクレジットカードの不正利用による高額な不正注文が相次いで発生していた。

 Siftは、オンライン型のサービスで機械学習によって怪しいユーザーの行動を検知する。注文の際に入力項目が増えたり、決済の途中で違うサイトの画面が表示されたりするようなセキュリティ対策とは違うため、ユーザーの離脱につながることはないとする。

 また、ルールベースの対策では最新の不正手口に都度対応しなければらないが、Siftの機械学習は3万4000以上のウェブサイトとモバイルアプリで構成される集合体からインテリジェンスを活用するため検知精度が高く、不正ルールのチューニングといった運用負荷も最小限に抑えられるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]