長瀬産業が同社グループの基幹システム基盤の刷新でSAPの「RISE with SAP」プログラムを採用した。SAPジャパンが公表した。
長瀬産業グループは、化学品、合成樹脂、電子材料、医療・医薬、食品素材などの商社機能と製造や研究開発などの機能を有する。2021年度からの中期経営計画ではデジタル変革を掲げ、広域なネットワークと技術知見、課題解決力といった強みに、デジタルマーケティングや人工知能による素材開発のデジタルソリューションを掛け合わせたビジネスを推進、DXの加速を進める中で安定的な基幹システムの構築が不可欠と認識し、刷新に取り組んでいるという。

長瀬産業の中期経営計画におけるDX方針(長瀬産業の資料より)
RISE with SAPは、テクノロジーとビジネスの変革を支援する広範なサービスを提供するプログラム。長瀬産業グループでは、基幹システムにSAP S/4HANA Cloud private edition、SAP Business Technology Platform、SAP Analytics Cloudなどを今後導入するという。